くれないのうすよう − 紅の薄様


白、桜、葡萄染めのかさね


Merry Christmas!
白あんのろうそくが灯る
和菓子の「ケーキ」です。

もしかしたら、
大きなものを想像されるかもしれませんが
小さくてかわいらしい、直径5センチほど。

この色あいは、並び順は異なりますが
かつて女官がまとった衣のかさねの色目
紅の薄様になります。

きりっと引きしめているのが、葡萄染めの色。
ぶどう染めではなく、えび染めと読む
黒みがかった赤紫色です。
このケーキの葡萄染めにあたるところ
なんの味だろうと思ったら、あずきでした。

クリスマスにちなんだ、和菓子もいろいろ
やっぱり今年も和菓子になりそうです。

はちみつ色の蜜ろうキャンドルを灯して
最後は和菓子でしめくくり。
そこだけは決まっているのですが
さて、かんじんの食事は、なに作ろう……。



【紅の薄様】
 
葡萄染めから、桜、紅、淡紅、さらに淡い淡紅、白、
白、白の配色。上から下へ薄くぼかしていく、紅の色
あわせは、季節を通して身につけられました。『源氏
物語』では、浮舟が匂宮に送った文の紙色としても
登場します。薄様とは、淡い色あわせ。紅の薄様の
ほか、「皐月」の項で紹介した紫の薄様もあります。





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