くず − 葛


葛の茎や葉をあらわすかさね色


光のページェントの明かりがともる仙台で
お菓子の「樅の木」もきらきら。

「メリークリスマス!」
と言っているかのようです。

つい先日、あたたかな琥珀色に照らされた
定禅寺通のケヤキ並木のもとを歩いてきました。

ところどころに白い明かりが混ざっているのは
それが全国から応援で寄せられた
イルミネーションだから。

今年もこうしてクリスマスを迎えられることを
本当にありがたいなと思います。

この時季は、ケヤキの枝に
ちょっと負担をかけてしまうけれど
また春には、緑の葉をのばしてくれることでしょう。

青葉のころも、また良くて。
仙台っていいな、と思うのです。



【葛】
 
青と淡青による、かさねの色目。青は現代の緑にあた
るため、緑と淡緑による配色で、葛の茎や葉をあらわ
したものです。このお菓子でいえば、芯の緑と、縁ど
られた淡緑の部分。葛といえば、秋に花を咲かせる七
草のひとつですが、かさねの色目にあらわされている
のは葉のほう。四季を通して身につけられる配色です。





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