きはだいろ − 黄檗色


古代より伝わる鮮やかな黄色


七月も半ばを過ぎると
仙台の小さな店でも七夕飾りを
手づくりしはじめます。

それは、通りにたなびく大きな飾りではなく
店先を彩る、かわいらしいもの。

薄紙を幾重にもかさねて折りたたみ
広げた花を丸い竹かごにつけると、くす玉に。
吹き流しをつければ、できあがりです。

仙台の藤崎百貨店には
今年は、白い七夕飾りが、すでにお目見え。
地域の河北新報社には
七夕飾りにするための折り鶴が集まっているといいます。

お菓子の「七夕」にも、吹き流しが揺れています。
この星の部分が、黄檗色。

まばゆいほどの色が
きらきらとした希望の光のようにも見えてきます。

人と人をつなぐのも
哀しみを昇華させるのも、まつり。
ひとりでも多くの方に見ていただきたい
仙台七夕まつりです。



【黄檗色】
 
ミカン科の高木「黄檗」の内皮で染めた、鮮やかな黄
色。いまでも草木染めで、よく用いられる染料です。
防虫効果があり、写経用の紙を染めるのにも使われて
いました。正倉院に伝わる黄紙や黄染紙も、黄檗で染
められたと考えられています。薬効もあり、漢方では
整腸剤「黄檗(おうばく)」として知られています。





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