うすぐんじょう − 薄群青


紫みをおびた淡い青


空は高く、ゆく風は涼しく
早くも秋の気配です。
夜静まってくると
どこからともなく虫の音が聞こえてきます。

和菓子にも、秋の七草のひとつ
「桔梗」をかたどったものを
多く見かけるようになりました。

早めに咲きはじめるので
和菓子屋さんの店頭には、桔梗が花ざかり。
ねりきり、ようかん、打物と
さまざまに清楚な花姿が描かれています。

この紫がかった青が、薄群青です。
紫といえば、6月の初めに
益子の藍染め工房でいただいた、植物のムラサキ。
小さな白い花をつけると聞いていたのですが
会うことなく終わってしまいました。

その根は、紫根(しこん)として
紫色の染料になりますが、絶滅危惧種にもなるほど
育てるのが難しいそう。

出会えなかったムラサキの
可憐な白い花を思い出させた
お菓子にあしらわれた白い小花でした。



【薄群青】
 
薄い群青色のこと。岩群青から生まれる群青色は、
濃淡により名前を変えていきす。もっとも薄い色が、
1年前に葉月の項で紹介した「白群(びゃくぐん)」。
やや濃いのが薄群青、さらに群青、そして紺青(こん
じょう)。淡さの中に艶やかさがあるのが薄群青です。





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