しんばしいろ − 新橋色


花柳界が好んだ粋のひと色


流れが速い現代は
季節ごとに流行色が変わります。
いまほど早足ではなくても
かつて時代によって
生まれた色がありました。

新橋の芸者衆から生まれたのが、この色です。
芸事を身につけた女性が
流行の発信元となることは多く、
いまのトレンドリーダー的な存在
といえるでしょう。

目が覚めるような新橋色は
広くとって全身を覆うより
半えりなどでちらりとのぞかせるほうが
より粋な感じがします。

なにを粋とするかは
時代によっても変わるもの。
うつり変わっていく時の速さを感じながら
「せせらぎ」に「吉野」をそえ
花いかだにしてみました。



【新橋色】
 
明るく濃いめの水色。明治の終わりから大正に
かけて、東京新橋の芸者衆に好まれた色です。
伝統色とはいいがたい、約100年前の流行色。
和の色ではありますが、化学染料による鮮明な
色は、どこか西洋の趣をたたえています。




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