ふじのかさね − 藤のかさね


藤を表す、淡紫と萌黄のかさね


仙台の街を自転車で走りながら
紅梅を眺めていたのが少し前。
つい先日は、ふさふさした
コブシのつぼみを見かけました。

和菓子屋さんの店先は
もう少し早い足どりで、春を知らせます。

「藤房(ふじふさ)」と名づけられたきんとんは
こぼれるように咲く藤の花。
淡紫と萌黄色の色あわせが
藤のかさねの色目です。

仙台の北山近くには
藤の花で知られたお宅があり
花どきには庭が開放されます。
今年は、今年は、と思いつつ
見逃していた藤の名所。

意外にも、なじみがあるのは
東北道から眺める山藤のほう。
藤棚のそれとは雅やかさが異なるけれど
野趣のある姿もまた、いいのです。



【藤のかさね】
 
藤の花と葉を表す、薄色(淡紫)と萌黄色の2色によ
るかさねの色目です。旧暦の三月から四月(現在の
暦でいえば四月から五月)に身につけられた色。高貴
な配色は『源氏物語』にも登場します。藤にちなんだ
色目には、淡紫と濃紫をかさねる「白藤(しらふじ)」
や、淡紫と青による「藤重(ふじがさね)」もあります。





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