あらいしゅ − 洗朱
ほのぼのとした暖か色
しんしんと冷える寒の時季には、
ぽかぽかとしたものに
包みこまれたくなります。
そんなとき目にとまったお菓子。
洗朱をいただいた様子に、
ほっこり穏やかな景色が広がった気がしました。
その名は「延寿」。
この一年がよりよきように
長寿を祈り祝うもの。
新しい年初めにふさわしいと思っていたら、
暦のうえでは、もうすぐ如月。
一日、一日を、たいせつにと
あらためて感じた
睦月の暮れどきです。
【洗朱】
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黄みをおびた赤を「朱」といい、それをまろやかにし
た色あい。「洗朱」の成り立ちは、朱を洗い薄めたと する説、風雨に洗われたとする説、顔料の朱を水でと いて上澄みを流した後の色とする説など諸説あります。 |