うすあさぎ − 薄浅葱


明るく青みがかった青緑色


今日も暑い日でした。
お菓子も、夏らしく
白波も涼やかな「さざ波」です。

この海にあたる色が、薄浅葱になります。
実はこの色、かつて如月の時季に
男びなさまの衣の色として紹介しています。
http://www.k2.dion.ne.jp/~miks/wawa/toki_fuyu/toki_0205.html

ですが、本来は夏の色。
ようやく、ふさわしい夏の時季に
見つけることができました。

爽やかな色と意匠。
眺めているだけで
すーっと暑さが引いていくようです。

たしか今年は冷夏と言われていましたが
この調子なら、夏らしい天候に恵まれそうです。

日焼けが気になるところですが
晴れわたった空のもとに広がる海を眺めているだけで
心もゆったり、のんびり休息できます。
気分は早くも夏休みといったところです。



【薄浅葱】
 
葱の若葉のような浅葱色が、淡く明るく青みがかったの
が「薄浅葱」。淡く緑がかれば「水浅葱」です。浅葱色
は平安時代からあった色名。江戸時代には、地方出身の
侍が羽織の裏地に使っていたため野暮とされ、明治にな
ると一転、化学染料で鮮やかを増し、芸者衆に流行した
新橋色が生まれます。浅葱色と新橋色に縁のある色です。





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