さくらいろ − 桜色
白にちかい、ほんのり淡紅色
広瀬川のほとりに
ところどころ咲き残った桜があり
風が吹くたび、ひらひらと舞い散っています。
桜といえば、数週間ほど前になりますが
小さなお花見を楽しみました。
今年はちょっと趣向を変えて
桜の古木のもとに広げたのは、ふかふかの緋毛氈。
青々とした草と緋色の取り合わせも目に楽しく
毛氈の上に、小さなお重と豆皿とお猪口を並べて
ちょっとした酒宴に。
お酒は花冷えの冷やで、と言いたいところですが
仙台の春はまだ肌寒く
ほんのりあたたかい日向燗にして一献、また一献。
桜を見上げながらいただくお酒は
なんとも気分がよく
来年は、この「ひさご」のような
とっくりを持参しようと心に決めました。
【桜色】
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山桜のように白みがかった、かすかに紅を含む
色。よく見かける染井吉野よりもっと白にちかく、 紅色の系統で、もっとも淡い色になります。桜に ちなんだ、かさねの色目も多く、薄花桜、葉桜、 樺桜など10種を超えるほど。日本でいかに愛さ れている花であるか、その数が象徴しています。 |